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テストに強い人弱い人

教室で勉強中の子供たち。少し早い時間は小学生と中学生の混合。ちょっと少なめの生徒数。こんな感じがいいですね。みんななんだか熱心に取り組んでいます。机の傾きはわざとです。レッスンのために席を離れると机の上はえんぴつと消しゴムだけ。よく整理されています。

こんにちは、石嶌之広です。

梅雨に入り時々強い雨の降る日があるようになりました。

そんな日は、いろんなことに手間がかかり、ずっと雨が続いたらどうしようという不安にかられてしまいそうになります。

そして翌日は、昨日のことを忘れたかのようにさらっと晴れます。

茄子が植えてある庭の土がまだ湿っているのを見ながら、やっぱり雨の日もいいもんだなあとチャッカリ思うのです。

今回はテストに強い人弱い人、テスト不安についてお話します。

近隣の中学校では定期テストが終わりました。

テスト前には「やばいやばい」とか言いながら勉強会に来ていた男の子も何の不安もない様子で伸び伸びといつものようにのん気そうに勉強をしています。

ずっと子供たちを見ていて、よく思うのは、普段の勉強の状況とテストの結果との違いです。

教室で勉強しているときは、ある程度のレベルの問題がすらすらと解けるのに、テストでは相応の結果がでないという子がいます。

解答の様子をみると、問題の少しの変化に対応できていないところが多いのです、いつもの柔軟性はなくカチカチになっているような感じです。

また、いつもの勉強では十分に理解できていないけれどもなんとか進度を保っている。

テストになったら厳しいだろうなあという感じだけれど実際のテストでは実力以上という結果を常に出してくるテストに強いという子がいます。

ここで質問です。

「先生が、あなたがどのくらい理解しているか質問します」

といったとき、うまく回答をしたいという「やる気」と、答えられなかったらいやだなあという「不安」が入り混じります。

さて、あなたは、どのくらい不安を感じますか。

中にはこのようなテストの類に恐怖を感じる人がいるかもしれませんね。

ちなみに私はこういうのが大変苦手で反射的に逃げ出したくなります。

テストに対する緊張は誰にもあります。

テストに限らずふだんの生活でも、少し緊張したり不安があって適度な緊張があったほうが能率よく仕事が運べるということを良く聞きます。

しかし不安による緊張でいつもの力がまったく発揮できないということも良く聞きます。

学習塾では、保護者の要求は基本的に「常に成績アップ」です。前回のテストの点より、次のテストではもっと良い点を要求されます。

そうした中で、テストの点が伸びない、テストの点が下がったというときは、ずいぶん厳しい評価を受けます。

子供達も保護者の方から同様の厳しい評価を受けることになります。

テスト点による学習効果測定が標準になっている環境では、テストに対する不安による能力抑制の特性を持つ子はとても辛いと思います。

そうした特性がある子の場合でも、「テストの点」「テストの点」と常にテストの点を追及した取組みを要求しつづけているのではないでしょうか。

指導現場では、どんなに勉強に対してやる気がなくても、教室から出た時には、教室に入る前よりも何かしらの成長があります。

たとえ時間内に一問も解決できなくても思考した事実があります。単語をひとつも覚えられなくても、覚えようとしたトレーニングの事実があります。

こうしたもっと成長しようとして努力した事実に対して「良くやった」というのを評価のすべてにすることは良い方法のひとつです。

しかしこうした評価を採用したとき、「テストの点なんてどうでもいい」といえるかどうか。

たとえ実力以下の想像以上に良くない点であっても「進路はそれに応じた工夫をすればいい」と言いきれるかどうか。

環境を作る役割の人たち自身が、自ら持つ不安のコントロールと、あらゆる不測の事態に対応する覚悟を試されると思います。

なかなか難しいところですね。

今日も

私→「テストの点どうだった」(わかっているのにいう)

生徒→「いやーーー」(この言い訳が面白い)(そして保護者への言い訳を考える私)

とかいう楽しい時間を過ごすことができそうです。

今回は以上です。

石嶌之広

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