毎回、講習の終わりに口上をします。

今週の予定、来週の予定、勉強の取組みかたや考え方、勉強に関するちょっといい話。

ある日、口上が一通り終わったとき、ひとりの生徒から質問がありました。

「いま、がんばっていても結局どうしようもなく中学が終わってしまうことってありますか、いい点とろうと思っているけどとれずに終わることってないですか」

いい質問です。

即答 「あります」

これとき以降、このときに、この生徒からもらったこの質問とその時にした回答は時々口上のときにお話するようにしています。

答えの内容

今、みんな、それぞれの計画があり目標がたてられている。うまく計画通りにいって目標を達成できるのだろうかと思う。

実際にはやってみなければわからない。やるだけやって中学校時代には結果がでなかったらどうだろう。

それでいいじゃないか。

今、みんなは学生で学生としてのククリの中で生きている。そのククリは学生のうちにしかないし、今のみんなはそのククリで生きるしかないという状況だ。

でも高校を卒業して大学を卒業して、いずれ社会に出る、その瞬間、学生としてのククリは無くなる。どんな世界に生きるのかは自分で選ぶ。

そして新たな世界に入る。そのとき、学生時代に得たもので自分自身に残っているものはなんだろうか。テストの点だろうか。

もし中学生のとき、一生懸命やってきた、でもいい結果はでなかった。毎回のテストで、散々な思いをしてきたけど、それでも一生懸命やってきたなら、それが残る。

だから、「いい結果がでなかった」、そんなときは、「それでも一生懸命やってきた」という誇りを持ってほしい。結果がでなくても一生懸命や利続けることってすごいことなんだ。

気をつけていきたいのは、結果がでたときかもしれない。そのとき「満足」してはいけない、満足したとき成長がとまる。学生時代は「満足」なしで「ハングリー」で過ごしていくのがよいと思う。

今回は以上です。

誤字脱字文法誤用お許しください。