近隣の中学校では、来週、中学生3年生の進路を相談する3者面談が行われます。
中学校の進路相談は担任の先生が担当します。
そのため、先生によってアドバイスのばらつきが毎年見られます。
昨年も今年も、大きく分けて二つのケースが見られました。
①とにかく早く、進路を確定させてしまいたい。
②生徒の希望を上手に引き出し、確かな情報で進路の選択をさせてあげたい。
①の場合で極端な先生は、夏休み終了直後に「私立高校単願がいいよ」とまだこれから考えようという時期に、方向を押しつけ。
さらに12月始めには、まだ内申の数字が出ていないのにもかかわらず「明日までに進路を決めてください」とアドバイスされるケースがありました。
少しでも作業を早めに進めて行きたいという気持ちが、はっきり見える様子です。
先生にも、私立高校や、第一志望合格率のこだわりがあるのは確かですが、生徒も保護者も頼りたいのは先生です。
高校入試という大切な課題にある不安な気持ちをさらに不安なものにさせてしまうことで、問題がおきやすく、かえって手間がかかってしまうのではないでしょうか。
又そういう先生にある傾向として、偏ったアドバイスが多く、情報開示の漏れや手抜きも多々みられます。
②の場合では、①先生にありがちな、情報の提供漏れはまずなく、学校からの情報はそつなく保護者と生徒にいきわたり、早い段階で選択のための情報を学校外からも持つことができるように配慮されています。
そのため、じっくりと構えた面談ながらも、事前に十分な情報と選択の決意がある状態で三者面談となり、簡潔明瞭なアドバイスと相成り、速やかな面談となることが多いようです。
毎年思うのですが、進路指導の担当が担任の先生であることは、スキルの差による、アドバイスのバラつきが多々あることは、いかがなものなのでしょう。
そして又、明らかな入試倍率の調整面談も見直しするべきと思います。