こんにちは、石嶌之広です。
今回は、受験校選択で思うことです。
受験校の選択
「どうしても○○高校でなければいけないんです。」
「どうしても○○高校に入学をさせたいんです。」
これはある生徒のお母さんの言葉です。ずいぶんと力強くお話をされていました。
進路と対策の打合せに教室にいらしたのですが、お子様不在でお母さんとの2者面談でした。
それぞれのご家庭に方針があります。どうしても○○高校でなければならないこともあると思います。
この面談とは対照的に穏やかな3者面談であることもあります。
「○○高校を目指したいのですがどう思われますか」
と、私どもへの気遣もみられる優しい言葉でお話をつづけられます。
進路決定に関わる面談の時、何故、○○高校なのか。さらに、誰にとって○○高校なのか。
生徒の本当の気持ちはどこにあるのだろうと思うことがあります。
お母さんやご家族の希望、学校や担任の先生からのアドバイス、塾の先生からの期待。
様々な思いが、志望校選択に大きく関わってきます。
自分自身の本当の気持ちをどこかにおきながら「○○高校を希望します」ということも多いの
ではと思います。
それが、「自分で決めた受験校」になるわけです。
お父さんお母さんを含めた4者面談で、「では○○高校選択ね」と決まり、緊張がほどけて軽やかな 雑談になった最中のタイミングで
「ところでさあ、なんか気になることなあい」と生徒に聞くと。
「ほんとうは・・・」と素直な気持ちを語り始めてくれたことがあります。
実は、家族のお金の負担のことが心配で本当のことが言えなかったようです。
その時のお父さん
「そうか、そうだったのか、そんなこと心配するな」
っで、本当の志望校受験を決めることができました。
いずれにしても、この時期の3年生は、受験校が決まっています。
どんな理由でどんな事情でその高校を目指すのか様々ですが、やるからには全力で向かい合える環境に してあげたいものです。
次回ちょっと続きのお話をします。
今回は以上です。