こんにちは、石嶌之広です。
今回は、【1教科集中】についてその2 集中学習の効果
「時間の確保ができたら1教科集中」の続きのお話です。
ふだんから坦々と継続していく学習とあるときまとめてする学習では、 坦々と継続していく学習に軍配があがります。
暗記物などでは、テスト直前学習と前から少しずつ学習してきた学習を 比較。
テストの時の結果には差が無くても、その先に長期に記憶に残るつまり アウトプット可能な状態が長く続くのが坦々と継続してきた学習による ものです。
しかし、いままで低迷してきた学校成績、こんどのテストこそなんとかと いつも考えている子供達にとって、「まとめて学習する時間が確保できる」 チャンスがあったときにおすすめするのが【1教科集中】です。
1教科に集中することで、いつもこのあたり位で【学習終了】。
このあたりの難易度で【越えられない壁】。
いつもこの辺レベルで【無理】。
こうしたものを乗り越えていくことができます。
特に数学がおすすめ。
理科、社会でも良いのですが次回テストだけの成果に終わるのもさみしい。
英語は、数学よりちょっと時間がかかる。
そのため数学。
9時間あれば数学と英語の2教科位・・・いえ1教科です。
1教科とことんやって、もう充分という状態になったのであれば次の教科を やればいいんです。
長くなりましたが、その効果。
今回は数学シリーズで紹介します。
直近の成果では。
1日9時間 数学の集中学習
いままで数学はコテンパンな新しく習った公式を使う計算は全く無理。
その前の分配法則も「何これ」状態の3年生。
9時間の中で、公式を使いこなし、因数分解と展開の両方を可能にしていきました。
本人は「これやれるかも」 「練習問題1ページに間違ったのが2問しかない」 「これってちょっと難しい問題でしょ。これで出来た」の実感でいっぱい。
中学に入ってから始めて知った「数学できる感」。
ただ試験範囲はもう少し広いのとテストは計算だけではない、前学年の課題も含まれ ているため、残念ながら今回のテストでは前回とあまり変わらない結果となるでしょう。
そのところはきちんと話し、ではどうしたらよいかの説明をしたときは、いままでに 見た事がない眼の輝きでした。
昨年夏、4泊5日の勉強合宿。
中学1年生の時からいままで数学を全然勉強していない3年生午前9時間ら午後8時まで5日間、数学だけ。
正と負の学習をしながら分数と小数の計算を学習。ここからスタートして5日後に 2年生で習う連立方程式の文章題に。
さらにもう1週間追加して、全11泊12日の12日間、数学だけ。
最後には、平方根を終えて三平方の定理を学習、いつでも受験勉強に切替できます 状態になって帰宅していきました。
この間の春の勉強合宿。
1年生の時から数学の勉強をほとんどしなかった2年生。
帰宅してから受けたベネッ●のテストで学年平均。
およそ1年分がたった5日で全国平均。
いいと思いませんか。
暗記物と違い、スキルの積み上げ教科である数学でこの結果です。
もちろん、すべての子供達がこういう結果を出すことができるわけではありません。
でも、チャンスがあることは確かです。
そのチャンスを掴むことができるかどうかは、時間がある、ならばこのときこそ【1教科集中】、という選択をするかどうかにかかっています。
今回は以上です。
誤字脱字文法誤用お許しください。
次回予定は、よくいただく質問から。
「どうして、そんなに長時間、やる気がない子に勉強させることができるのですか」
についてお話したします。(忘れてしまうかもしれませんが・・・)
石嶌之広