東海大付属翔洋高等学校中等部さんに行ってきました
東海大付属静岡翔洋高等学校中等部さんに行ってきました。静岡翔洋さんは年1回今年の様子について説明を伺っています。
静岡翔洋中等部さんの入試状況
今年は9月24日金曜日に行ってきました。ここ数年静岡翔洋高等部さんは近隣私立高校の中では独り勝ちといわれるほどの人気があります。
360人定員のところ単願での入学希望者が455名。単願での受験者だけですでに定員を超えている状態です。その影響は中等部にもあらわれ、今年の入試では定員120名のところ受験者は171名。
1期受験者160名 入学者156名 2期受験者11名 入学者6名
さらに東海大学付属静岡翔洋小学校からの入学者も校長推薦というエレベーター式ではなくなり入試が必要になります。
ここ数年、私立高等学校人気が高くなっているなかで、付属中学校の人気も上がっていくことで静岡でも中学受験対策の重要性が間違いなく増してきます。
静岡翔洋中等部さんでも入学試験の学力検査結果で不合格者を出さざるを得ない状況になっています。
中等部卒業生の進路
静岡翔洋高等学校中等部の卒業生進路は付属ということもありほとんどが翔洋高等学校へ進学していきます。この春の卒業生145名中113名が翔洋高校(アクセル20名・ベーシック93名)、公立高校へ28名。
卒業後の進路は私立高校は翔洋高校限定という条件を理解して中等部入学をすることが必要です。
新入生162名(男子101名、女子61名) このところ女子の人気も高まっているとのことです。
静岡翔洋高等学校附属中等部志願理由
静岡翔洋さんの特徴に無料バス送迎がよく挙げられます。入学者の保護者アンケートによると無料バス送迎は志願理由の3つ目。
第一は充実した学習環境 第二は土曜半日の週6日制、そして無料バス9割の生徒が利用しています。部活動ではバトミントン人気が固まっているそうです。
入試説明会
静岡翔洋中等部さんについての詳細は、なにより学校の説明会に行って直接聞くことが一番です。説明会では保護者向けの説明があります。実際に関心を持って入試対策を検討するときは入試説明会で行われる個別面談を利用することが必須。
そして入試対策では、ふくろうの森の個別面談でどのように学習していくか打合せするというのがお勧めです。
学力検査問題
静岡翔洋中等部さんの入学志願者は定員を超えています。静岡では私立中学校受験熱はそれほどでもないことが続いてきましたが、静岡翔洋中等部さんも、入試の点数で不合格者を出さざるを得ない状況になってきました。そうした中で10月9日10日に行われる問題解説の機会はとても重要な企画になると思います。
静岡翔洋さんの学力検査はどんなものなのか今春の入試問題の算数を少しだけみてみます。
計算問題2つをピックアップ
いずれも、解き方を書く必要がなく解答のみ記入で良いのですが、どういう解き方をしたのか書く欄があれば、どういう勉強をしてきたのかがわかる問題です。
(4)全部足してかけたか、16×4をする際に約分を先にやって4×9にしたか。
(5)かけ算を先にやって引き算したか、分配法則を使って100×1.73にしたか。
そして入試問題で気になるのは最後の問題ですね大問7番をみてみます。
規則性N進法の問題です。一度も取り組んだことがないと少しやっかいかもしれません。中学入試問題としては例題あたりに使われる基本問題です。
全体をみてみると公立小学校の学校テストとは少し違う中学受験内容の問題もあるようです。そのため中学受験対策の取り組みをすることで対応できますが、難易度は基礎基本レベルですので、普段の勉強をある程度やっている6年生であれば、直前対策でも間に合う感じです。
少し早めに中学入試対策の学習をしている場合は、速答できる問題が多く満点を取る生徒もいそうです。実際に入試最高点は92点ということです。指定時間内に解かなければならないので何かミスがあったのか確実に取り組みするために時間オーバーだったのではと思います。